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2008年5月12日月曜日

法師品 第十(法華経のあらまし)

ほとんどの弟子を受記されたお釈迦さまは、今度は薬王菩薩をはじめとする八万の菩薩に告げ始めました。

「法華経の一偈ー句を聞いて、一瞬の間でも有りがたいと思う者があれば、その人に悟りを得る保証を与えましょう。」「法華経の一偈ー句でも受持・読・誦・解説・書写し(五種法師)、感謝を捧げる人が、仏になれる人であると答えましょう」

そして、すべての教えの中で『法華経』が第一であると宣言されました。

また、お釈迦さまは、『法華経』を説くときに、「如来の室に入り、如来の衣を着、如来の座に坐して説くのです。如来の室とは大慈悲心です。如来の衣とは柔和忍辱の心です。如来の座とは一切は空であり、すべての人間は平等に生かされているという、根本真理です。この大慈悲心と、柔和忍辱の心と、平等心を胸にしっかりと持ちつづけて、広くこの経を説きなさい」と教えられました。

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