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2016年3月5日土曜日

十二因縁

十二因縁とは、正しいものの見方を知らないと(無明の状態だと)、12個の因縁よって、不幸な一生になってしまいますよって教えです。
逆に云えば、正しいものの見方、正しい生き方で、真理に沿って生きていけば、幸せになれますよって教えです。
  1. 無明 - 生まれてくる前の状態で、正しいものの見方を知らない無知の状態です。
  2.  - 無明よる業が、両親の行為を縁として母親の胎内に宿ります。
  3.  - 生けるものとしての誕生です。
  4. 名色 - 名は無形のもので「心」表し、色は有形のもので「体」を表します。
  5. 六入 - 名色が発達してくると、「眼」「耳」「鼻」「舌」「触覚」「第六感」がはっきりしてきます。
  6.  - 六入が発達して、触ることにより、自然にものごとを見分ける力が出てきます。
  7.  - すると、好き嫌いの感情が起こるようになります。これを「受」と云います。
  8.  - 「受」が起これば、当然の流れとして「愛」が生まれます。この場合の「愛」は愛着や執着のことです。
  9.  - 「愛」が起これば、当然の流れとして愛するものを欲しかる「取」が生まれます。この場合の「取」は所有欲のことです。
  10.  - 所有欲から差別心が生まれることを「有」と云います。
  11.  - 差別心から争いが生じ、苦しい人生展開になることを「生」と云います。
  12. 老死 - 思い通りにならない苦しい人生を送っているうちに、老い、ついに死がやってきます。
思い通りにならない苦しい人生だからこそ、魂の成長する絶好のチャンスです。頑張りましょう!(だれにともなく・・・自分も含めて・・・)

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