2025年5月30日金曜日

あぁ有り難い

 


障害を持って生まれてきた、ある一人の青年がいました。 
 
青年は、学生時代に障害のことでイジメにあったり、機能回復の手術を何回も受けたりと、 困難な人生を歩んできました。
 
そんな青年の母は、手術等のお見舞えに来た人達などに、ことある毎に『有り難い有り難い』と言っていました。
 
しかし、青年は、何がそんなに『有り難い』のかいつも疑問に思っていました。
 
そんな中、母のご縁で、とあるボランティアに参加することになったのです。
 
はじめは、母の手前、我慢して、何でオレがと・・・参加していたのですが・・・。
 
しばらくして、ボランティア人達とも打解けて仲間になり、そして、その仲間のやさしさにふれた時に、 はじめて、心の底から『あぁ有り難い』と思える感動が湧き上がってきたのです・・・。
 
そして、それは、お母さんやご先祖さまから受け継いだ感謝の気持ちだったのかも知れません。

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