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2016年6月11日土曜日

一眼の亀の浮木の孔に値えるが如し

今朝、ネットをしていて見つけた『マンガ仏教ゼミナール』。
ここに『雑阿含経』の「盲亀浮木の譬え」が載っていました。
「盲亀浮木の譬え」とは、江原さんの影響か・・・人間が死んだら、すぐ生まれ変われるみたいな誤解がありますが、実は、生まれ変わるには物凄く大変だという譬えなのです。
とにかく、百年に一度、浮かび上がる目のみえない亀が、海に浮かぶ丸太ん棒の穴にひょいと頭を入れる確率より、人間に生まれ変わるのは大変だという譬えです。

つまり、人間に生まれるのはすごく大変なことなのだから、命は大切にしなさい・・・という教えなのです。
実は、法華経でも『一眼の亀の浮木の孔に値えるが如し』というフレーズが24番の妙荘厳王本事品にあります。
こちらは、仏の教えに遭えることの大変さを譬えています。

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