仏教の戒律は、これを破れば、神さまや仏さまの罰(ばち)が当たるとか、社会的制裁が加えられるとかでなく・・・
自分自身が損なわれること、自分自身の向上が妨げられること、だからこのように生活をしたほうがいいですよ。
という、『慈悲のすすめ』なのです。
仏教は、何も強制をしないのです。何も束縛をしないのです。正しい道が指し示されているだけなのです。
よくなろうと思う人は、その道に従って精進すれば、まちがえなくよくなるのです。
ちなみに、『慈悲のすすめ』の慈とは、人を幸せにしてあげたいという心で、悲とは、人の苦しみを取り除いてあげたいという心です。