「法華経のあらまし」を読む前の予備知識「法華経概説」をシリーズにしました。
一気にお読みください!
読み終わったら、最後の「法華経あらまし」リンクをクリック!!
法華経ってなに?
ここにブログとして『法華経』を取り上げます。
そこで、超簡単に『法華経』を紹介させていただきます。
『法華経』は、ずばり! お経です・・・。お経は、お釈迦さまの教えです。
お経は、沢山あり、なぜ『法華経』かと言われれば、たまたまご縁があったってことでしょうか・・・。
さて、この『法華経』は、28の章(品)から成り立っていて、16章の「如来寿量品」が『法華経』の真髄とされています。
そこには、「法身の釈迦」について説かれています。「法身の釈迦」とは、人間の釈迦ではなく、時空のあらゆるところに存在し、真理(法華経)を説く釈迦のことです。
もう少し、わかりやすく言うと、過去未来、宇宙全体のいつでもどこにでも存在して、真理(法華経)を説く存在です。
ごく普通の人は、そんな馬鹿な! と、まず思うでしょう。でも、そうらしいのです。とにかく、理屈でなく、信じることから、始まるらしい・・・。
どんな、真理(法華経)なのかは、これからが、本テーマへと続きます。ご期待ください!
そこで、超簡単に『法華経』を紹介させていただきます。
『法華経』は、ずばり! お経です・・・。お経は、お釈迦さまの教えです。
お経は、沢山あり、なぜ『法華経』かと言われれば、たまたまご縁があったってことでしょうか・・・。
さて、この『法華経』は、28の章(品)から成り立っていて、16章の「如来寿量品」が『法華経』の真髄とされています。
そこには、「法身の釈迦」について説かれています。「法身の釈迦」とは、人間の釈迦ではなく、時空のあらゆるところに存在し、真理(法華経)を説く釈迦のことです。
もう少し、わかりやすく言うと、過去未来、宇宙全体のいつでもどこにでも存在して、真理(法華経)を説く存在です。
ごく普通の人は、そんな馬鹿な! と、まず思うでしょう。でも、そうらしいのです。とにかく、理屈でなく、信じることから、始まるらしい・・・。
どんな、真理(法華経)なのかは、これからが、本テーマへと続きます。ご期待ください!
なぜ法華経なのか?
他のお経や宗教は、単に、拝んだり、祈っただけで御利益があるって感じですが・・・。法華経は違います。法華経に書かれている教えを実行しなさい。そうすれば、「必ず幸せになれます」よ、と云う教えです。
この「必ず幸せになれます」ってところが凄いところです。つまり、法華経の教えを実践すれば・・・。貧乏な人、犯罪者の人、極悪人の人、また、お金持ちでも心の貧しい人、偽善者の人、善良だけど運の悪い人などなどでも、100%幸せになることが出来ると書かれているらしいのです。
どうですか、そろそろ、法華経には、どんな事が書かれているか知りたくなって来たでしょう。あせらず、じっくり、行きましょう。では、続きをお楽しみに・・・。
法華経のルーツ
お釈迦さまがお説きになったお経は、約1700種あると云われていますが・・・。実は、直筆のものは無いそうです。
この沢山のお経は、お釈迦さまの弟子達が、お釈迦さまが亡くなってから、編集したもので、法華経も仏滅後400~600年後に編集されました。
その後、インドに留学していた鳩摩羅什が中国に持ち帰り翻訳し、天台大師に引き継がれます。また、同時期に日本にも伝わり聖徳太子が「十七条の憲法」を法華経をもとに作ったとされています。
その後、奈良朝の終わり頃、最澄が天台宗を日本にも起こし・・・。鎌倉時代に法華経のエース、日蓮が登場し、法華経を元に日蓮宗を起こします。
まぁ、簡単ですがこんなところです。尚、鳩摩羅什、天台大師、聖徳太子、最澄、日蓮は、仏教界では、大谷翔平級の人達です。
法華経の誕生秘話
ところが、経典として出現したのは、仏滅後、400~600年ぐらいと推定されています。
なぜ、こんなに経ってから法華経が成立したのでしょうか・・・。それは、今もよくある宗教論争が、当時もあったのです。
仏滅後、お釈迦さまの教えを一字一句守ろうとする保守派(小乗)と教えの精神こそ守るべきとする進歩派(大乗)の対立でした。
もともと、争いをなくし、みんなが幸せになるという、お釈迦さまの教えが原因で、逆に争いが起こることに疑問をもった良識派(一乗)が、大乗も小乗もなくすべてが一乗なのだという精神のもとに、お釈迦さまの晩年の教えを法華経としてまとめました。
そう、ここに法華経が誕生したのです!
つまり、法華経こそが、すべての教えを包み込む性質をもったお経として誕生したのです。
法華経(仏教)を解き明かす『3』という謎の数とは?
法華経を読んでいると、なにかと3つが組みになっているキーワードに遭遇します。
智慧系 | 慈悲系 | 行徳系 |
---|---|---|
文殊菩薩 | 弥勒菩薩 | 普賢菩薩 |
多宝如来 | 釈迦如来 | 阿弥陀如来 |
法 | 仏 | 僧 |
法身 | 応身 | 報身 |
如来の室 | 如来の衣 | 如来の座 |
諸行無常 | 諸法無我 | 涅槃寂静 |
声聞 | 縁覚 | 菩薩 |
四諦 | 十二因縁 | 六波羅蜜 |
小乗 | 大乗 | 一乗 |
無量義経 | 法華経 | 懺悔経 |
縁起の法 | 永遠の命 | 法の実践 |
呼ばれたら返事、ハイ! | 朝の挨拶、おはよう! | 脱いだ靴は、そろえるよ! |
法布施 | 財布施 | 身布施 |
敬供養 | 利供養 | 行供養 |
自分が変れば相手が変る | まずは人様 | すべては自分 |
そして、それらのイメージが自然と、智慧系、慈悲系、行徳系に分類されるのです。 また、法華経の前半を智慧系が、中程を慈悲系が、後半が行徳系のくだりになっているのです。
どうも、この3つの系が一体化されたものを釈尊は、悟られたのかなぁと思う次第です。 まだ、未消化気味の内容の文章ですが、これからも考察していきたいと思う次第です。
法華経の教え
法華経の教えとは
悟ればこの身がすなわち仏であり、みんなが悟ればすなわちこの世が寂光土であるという教えです。仏はわれわれの心のなかにある、極楽はわれわれの日常生活のなかにあるという教えなのです。
『新釈 法華三部経十巻』(著:庭野日敬) より
ごく身近な心の中と日常生活の中にあるとは、まさにその通り、素晴らしい気づきだ!
法華経ストーリーの流れ
また、法華経は28の章(品)からなり、序品第一から法師品第十までが、インド霊鷲山(りょうじゅうせん)の説法で、見宝塔品第十一から嘱累品 第二十二までが、霊鷲山の空中(虚空)での説法になります。あとの薬王菩薩本事品第二十三から普賢菩薩勧発品第二十八は、また霊鷲山の地上での説法になります。
以下は、簡単ではありますが、大体の法華経ストーリーの流れです。尚、時代は約紀元前500年、場所はインド霊鷲山。今、法華経の説法が始まろうとしています・・・。
- はじめ、お釈迦さまは、沈黙されておりましたが、突然眉間から光を放ち、『縁起』について語りはじめます。
- そして、『縁起』を理解した智慧のある弟子達をどんどん授記していきます。
- すると、地面から多宝如来のいる見宝塔が湧き出して来て、いきなり霊鷲山から虚空での説法となりました。
- そして、お釈迦さまの説法を多宝如来が真実であると証明すると、他の世界からやって来た菩薩達が娑婆世界にとどまって、この教えを説き広めたいと表明します。
- しかし、お釈迦さまは、その表明をぴしゃりとお断りになりました。
- すると、地面から今度は、計り知れない数の全身金色に輝く菩薩達が登場したのです。
- そして、お釈迦さまは、その登場した菩薩達を過去世の『永遠の命』の中で教化したのだと宣言します。
- ここに、生きとし生けるものすべてのものの本質は仏性で、それは、過去世、今世、来世と輪廻して『永遠の命』と繋がっている。
- そして、『永遠の命』は、我々生きとし生けるものすべてを、いつでも、どこでも、慈悲をもって生かしてくれる。
- そのご、智慧の『縁起』と慈悲の『永遠の命』を説く法華経を授受実践。つまり、行徳の『法の実践』をすることがいかに功徳があるかを語り。
- さいご、『法の実践』のエピソードを薬王菩薩、妙音菩薩、観世音菩薩、普賢菩薩を各々主役にして語り、終わりを迎えます。
では、上記を踏まえて、各品毎のあらましにつづきます。
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