2025年4月1日火曜日

釈尊のいぶき:普回向・唱題・回向(その19)

 


・はじめに

立正佼成会会員がほぼほぼ朝夕に読誦する所依の『経典』は、法華三部経(無量義経、妙法蓮華経、仏説観普賢菩薩行法経)のエキスをまとめたものです。それを分かりやすく解説した本が「釈尊のいぶき」です。本コンテンツは、その「釈尊のいぶき」の一部の解説サマリーです。

そして、本コンテンツの一番の目的は、所依の『経典』の内容理解です。

尚、本コンテンツを作成するに当たって以下のページを大変参考にさせていただきました。

・https://www.kosei-kai.or.jp/official/faith/creed/creed-4-16/


・経文(普回向)(「釈尊のいぶき」での抜粋)

願わくは此の功徳を以て
普(あまね)く一切に及ぼし
我(われ)等(ら)と衆生と
皆(みな)共(とも)に仏道を成(じょう)ぜん

 

・訳文

私たちの願いといたしますところは、この供養の功徳をあまねく一切のものにおよぼし、私たちすべての衆生が、みんな同じように仏の境地に達したい、ということでございます。

 

・唱題

唱題では、「南(な)無(む)妙(みょう)法(ほう)蓮(れん)華(げ)経(きょう)」のお題目を十回唱(とな)えます。

南無というのは、梵語(古代インドの言葉)の音をそのまま漢字に当てはめたもので「帰命」という意味です。 

「帰命」とは、全身全霊を投げ出して仏さまの懐に飛び込んでいく、すなわち、すべてのものを生かしている真理・法のなかに純粋に溶け込んでいくことです。

そして、その瞬間に身が震えるほどに感じる「ありがたい」という法悦感も、この二音のなかに込められています。

 

・経文(回向)

謹んで読誦し奉(たてまつ)る大乗妙法蓮華経
集(あつ)むる処(ところ)の功徳を以(もっ)て
南無久(く)遠(おん)実(じつ)成(じょう)大(だい)恩(おん)教(きょう)主(しゅ)釈迦牟尼世尊
南無証(しょう)明(みょう)法(ほっ)華(け)の多宝如来
南無十方分(ふん)身(じん)三(さん)世(ぜ)の諸仏
南無上行・無辺行・浄行・安立行の四大菩薩
南無文殊・普賢・弥勒等(とう)の菩薩摩(ま)訶(か)薩(さつ)
南無高祖日蓮大菩薩
南無開祖日敬一乗大師
南無脇祖妙佼慈道菩薩
本部勧(かん)請(じょう)の御(ご)守(しゅ)護(ご)尊(そん)神(じん)
信者一同の御(ご)守(しゅ)護(ご)尊(そん)神(じん)
十方無量の諸天善神に回(え)向(こう)し慈(じ)恩(おん)に報(ほう)酬(しゅう)す。

仰ぎ願わくは先祖代々過去帳一切の精(しょう)霊(れい)
今日命日に当る精(しょう)霊(れい)
十方法界有(う)縁(えん)無(む)縁(えん)の諸(しょ)精(しょう)霊(れい)
何(なに)卒(とぞ)回向供養の法味を納受し
疾(と)く無(む)上(じょう)菩(ぼ)提(だい)の妙果を成就せしめ給(たま)え。
総じては、一切衆生仏性開顕・世界平和達成等の御守護を賜りまするよう、偏(ひとえ)に願い上げ奉(たてまつ)る。

 

・訳文

いまここに謹んで読誦させていただきました大乗の教え・妙法蓮華経に集められた功徳のすべてを、

宇宙の大生命である久(く)遠(おん)実(じつ)成(じょう)の本仏で、その現われとして人類救済のために真理を説いてくださった大恩ある教主釈尊。


法華経の教えの真実を証明される多宝如来。


宇宙の大生命の分身であり、過去・現在・未来を通じて、この世のあらゆる所にお出でくださる諸仏。


すべての人を教化、救済しようと誓願された上行・無辺行・浄行・安立行の四大菩薩。


釈尊のお徳(智慧・実践・慈悲)の働きを象徴する文殊・普賢・弥勒をはじめとする菩薩方。


多くの困難を乗り越えて、法華経を説き広めてくださった日蓮大菩薩。


法華経の一仏乗の世界を信受して本会を創立してくださり、真の菩薩行に徹し、法華経広宣流布の大導師であられた開祖日敬一乗大師。


開祖さまの教導のもと、人心救済の教化に身命を惜しまず、菩薩行を行じてご法を証明された脇祖妙佼慈道菩薩。


菩薩行の実践が進むようにと守護してくださる神々。


この世のあらゆる所にいらっしゃり、人びとを護ってくださる神々。

に回向し、その慈悲と大恩に深く感謝いたします。
そして、ご先祖さま、今日が命日にあたる霊位、宇宙の一切の万物(精霊)よ、どうか私たちの真心の回向供養をお受けください。   

最後に、本仏釈尊をはじめ、一切の諸仏・諸菩薩・諸天善神に心からお願い申し上げます。何とぞ、本会創立の目的であり、仏さまの本願である『一切衆生の仏性開顕と世界平和の実現』が速やかに成就いたしますよう、私たちの菩薩行実践をご守護くださいませ。


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