初めに、無量義経は、法華経(本経)の開経と呼ばれ、法華三部経の一部を担っています。ちなみに、もう一つは、仏説観普賢菩薩行法経で結経と呼ばれています。
そして、教えの流れが 開経無量義経の中でお釈迦さま(世尊)への質問にて明らかにされます。
無量義経の十功徳品で、大荘厳という菩薩が世尊(釈尊)に3つの質問をします。
- この経典は、いずれの所よりか来たのですか?
- 去って、いずれの所にか至るのですか?
- とどまって、いずれの所に住するのですか?
世尊は、この質問を褒め称え、以下のようにお答えになりました。
- この経典は、本諸仏の室宅の中より来たり。
- 去って、一切衆生の発菩提心に至り。
- とどまって、諸々の菩薩所行の所に住する。
分かり易く言うと、この教えの流れが、宇宙の万物を生かす仏の心の奥にある真実の慈悲からあふれ出たもので、 すべての人に届きこの法を知ることによって最高無上の悟りを得る智慧に至り、菩薩行の実践(行徳)の中に流れが存在し留まる。
・・・ここにも、法華経の3つのキーワード、「慈悲」「智慧」「行徳」が顔を出しました・・・(^o^)
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