たとえば、夕方、奥さんが食事の支度を終わって、ちゃぶ台の下に味噌汁の入っている鍋を置いていた状態で、旦那様の帰りを待っている場面をまず思ってください。
そして、会社から旦那様が帰ってきて、上着等を脱ぎ、メシといってちゃぶ台についた途端、ちゃぶ台の下ある鍋に気づかず、味噌汁の鍋をひっくり返してしまいました。
さて、あなたが、奥さんだったらどうしますか? 旦那様だったたらどうしますか?
普通は、この場面では、夫婦ケンカになりますよね。
奥さんは、折角作った味噌汁をひっくりかえされたのですから、旦那様は、いきなり、味噌汁でズボンがずぶ濡れになってしまったのですから...。
しかし、奥さんは、こんなところに味噌汁の鍋を置いてごめんねと相手をおもいやり、旦那様は、折角作ってくれた味噌汁をひっくりかえしてごめんねと相手をおもいやると、どうでしょうか...。
そうケンカには、なりませんね。
宗教的智慧とは、相手を思いやるところから出てくるらしい...。
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