「砂の上の足跡」という詩があります。
結構有名なので知っている人も多いと思いますが、まずは、その詩を・・・
ある男が、夢を見ました。 仏さまと二人で、浜辺を歩いている夢です。 空に、男のいろいろな思いが写し出されていました。 その思い出のどれにも、足跡があります。 砂の上に、二本の足跡が並んでついています。 一つは、男の足跡です。もう一つは、仏さまのものです。 ところが、砂の上の足跡をよく見てみると、男が一番つらく、 苦しかったとき、寂しく、悲しかったときに、 足跡が一つしかついていません。 男は悲しくなり、仏さまに尋ねました。 「仏さま、私があなたの教えに従って生きていこうと決めたとき、 あなたはいつも私と一緒にいてくれると約束して下さいました。 それなのに、私が一番つらかったときに、一番寂しく、 悲しかったときに足跡が一つしか残っていません。 私がもっともあなたを必要としているときに、 なぜ、私を一人置いていかれたのか、私にはわかりません。」 仏さまはこたえられました。 「私の愛する仏の子よ 私はあなたから一時も離れることはありませんでした。 あなたが、一番つらかったときに、あなたが寂しく、 悲しかったときに、足跡が一つしかついていないのは、 私があなたを背負って歩いていたからです。」
初めて読んだ時は、凄く感動するんだけど、実はこれ、「神さま」を「仏さま」に変えたもので、オリジナルは、キリスト教系の詩ということです。
確かに、仏教的には、仏さまと一緒に歩くシチュエーションは変な感じがします。
しかし、ご先祖さまだと思うと、辛い時にきっと背負ってくれる気がするのです。
自分がご先祖さまだったら、可愛い可愛い子孫が、苦しんだり辛かったら、背負わずにいられないでしょう。
ということで、良い詩には変わりがない・・・ と思う次第です(^o^)
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