2025年1月25日土曜日

「砂の上の足跡」という詩

 

「砂の上の足跡」という詩があります。

結構有名なので知っている人も多いと思いますが、まずは、その詩を・・・

 

ある男が、夢を見ました。
仏さまと二人で、浜辺を歩いている夢です。
空に、男のいろいろな思いが写し出されていました。
その思い出のどれにも、足跡があります。
砂の上に、二本の足跡が並んでついています。
一つは、男の足跡です。もう一つは、仏さまのものです。

ところが、砂の上の足跡をよく見てみると、男が一番つらく、
苦しかったとき、寂しく、悲しかったときに、
足跡が一つしかついていません。
男は悲しくなり、仏さまに尋ねました。

「仏さま、私があなたの教えに従って生きていこうと決めたとき、
あなたはいつも私と一緒にいてくれると約束して下さいました。
それなのに、私が一番つらかったときに、一番寂しく、
悲しかったときに足跡が一つしか残っていません。
私がもっともあなたを必要としているときに、
なぜ、私を一人置いていかれたのか、私にはわかりません。」

仏さまはこたえられました。

「私の愛する仏の子よ
私はあなたから一時も離れることはありませんでした。
あなたが、一番つらかったときに、あなたが寂しく、
悲しかったときに、足跡が一つしかついていないのは、
私があなたを背負って歩いていたからです。」

 

初めて読んだ時は、凄く感動するんだけど、実はこれ、「神さま」を「仏さま」に変えたもので、オリジナルは、キリスト教系の詩ということです。

確かに、仏教的には、仏さまと一緒に歩くシチュエーションは変な感じがします。

しかし、ご先祖さまだと思うと、辛い時にきっと背負ってくれる気がするのです。

自分がご先祖さまだったら、可愛い可愛い子孫が、苦しんだり辛かったら、背負わずにいられないでしょう。

ということで、良い詩には変わりがない・・・ と思う次第です(^o^) 


0 件のコメント:

コメントを投稿