昔読んだ開祖随感の本をめくると、付箋紙のあるページが目にとまりました。
それは、以下の「奉仕できる喜び」の所でした。
奉仕できる喜び
人はふつう、自分が人に奉仕するのはあまり好きではなく、人から奉仕してもらうほうがうれしいように思っています。しかし、それは心のほんの表面上のことで、心の深いところでは、人はむしろ人に奉仕することを欲しているものです。
どんなことでもいい、実際に人さまのために尽くして、それで相手の人に喜んでもらえると、それがよく分かるのです。
「なんで、子どものことでこんな苦労をしなければならないんだろう」と愚痴をこぼしていた親でも、子どもが一人前になって巣立ってしまうと、空虚な思いに陥ってしまいます。世話をしてあげる人がだれもいなくなると、「ああ楽々した」という思いよりも、虚脱感に襲われてしまうのです。
さらに、体が不自由になって、だれにも、なにもしてあげられず、ただ周囲からしてもらうだけの身になってしまったら、どんなに寂しい思いになるかしれません。
そう考えてみると、自分が人さまに役立てることが、どんなにうれしいことか分かってきます。それが人間の本当の生き甲斐なのです。
庭野日敬著『開祖随感』より
人間の本当の生き甲斐とは、自分が人さまに役立てること…なのですね!
日々暮らしていると、ふと、なんのために生きているのだろうか…なんて思う時があります。
そんな時は、原点に戻り、人さまに役立てることを考えて実施すれば、いいわけですよ!(誰にともなく)
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