2025年3月16日日曜日

釈尊のいぶき:三帰依(その5)

 

・はじめに

立正佼成会会員がほぼほぼ朝夕に読誦する所依の『経典』は、法華三部経(無量義経、妙法蓮華経、仏説観普賢菩薩行法経)のエキスをまとめたものです。それを分かりやすく解説した本が「釈尊のいぶき」です。本コンテンツは、その「釈尊のいぶき」の一部の解説サマリーです。

尚、本コンテンツを作成するに当たって以下のページを大変参考にさせていただきました。

https://www.kosei-kai.or.jp/official/faith/creed/creed-4-2/


・経文

(みずか)
(まさ)わくはに してさん


わくはに って智慧くならん


わくはに してならん

 

・訳文

たちは、であるさまにいたします。
そして、すべてのたちとともに、宇宙真理体得し、りの境地することをいたします。
 
たちは、さまのおきになったみえにいたします。
そして、すべてのたちとともに、いみえのにある根本真理をつかみ、大海のようにいほんとうのることを誓願いたします。

たちは、信仰者結合体(僧=サンガ)に帰依いたします。
そして、わくはびとをすべて仲間にし、けへだてなくい、そのサンガをげ、前進させていくことを誓願いたします」

 

・用語

 

その存在絶対的なものとじ、のよりどころとし、すべてをおせすることです。

一切無礙ならん 

一切自由自在になるだろう

無上意(むじょうい)

これ以上ない、最高の状態であることを意味します。


・解説

仏とは、全ての存在を生かす、根源の大いなる命です。楽しいこと、悲しいこと、辛いことなど、全ての出来事の中に、仏さまの広く深い慈悲が込められていて、親として私たちの成長を願ってくださっています。

法とは、三法印(諸行無常、諸法無我、涅槃寂静)のことで、心や行いを、この法のレールに沿わせることができれば、自由自在に生きていけるのです。

僧とは、僧伽(そうぎゃ)の略で、語源は「密接な結合」と云う意味で、釈尊の仏法を信じ行じる人々の和合の姿を云います。そして、お互いに励まし合い、助け合い、教え合って、信仰を深めていくことができるのです。

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