・はじめに
立正佼成会会員がほぼほぼ朝夕に読誦する所依の『経典』は、法華三部経(無量義経、妙法蓮華経、仏説観普賢菩薩行法経)のエキスをまとめたものです。それを分かりやすく解説した本が「釈尊のいぶき」です。本コンテンツは、その「釈尊のいぶき」の一部の解説サマリーです。
尚、本コンテンツを作成するに当たって以下のページを大変参考にさせていただきました。
・ https://www.kosei-kai.or.jp/official/faith/creed/creed-4-2/
・経文
自ら仏に帰依し奉る
当に願わくは衆生と共に 大道を体解して無上意を発さん
自ら法に帰依し奉る
当に願わくは衆生と共に 深く経蔵に入って智慧海の如くならん
自ら僧に帰依し奉る
当に願わくは衆生と共に 大衆を統理して一切無礙ならん
・訳文
私たちは、宇宙の大生命である仏さまに帰依いたします。
そして、すべての人たちとともに、宇宙の真理・法を体得し、悟りの境地に達することを誓願いたします。
私たちは、仏さまのお説きになったみ教えに帰依いたします。
そして、すべての人たちとともに、尊いみ教えの奥にある根本真理をつかみ、大海のように広いほんとうの智慧を得ることを誓願いたします。
私たちは、信仰者の結合体(僧=サンガ)に帰依いたします。
そして、願わくは世の人びとをすべて仲間にし、分けへだてなく睦み合い、そのサンガを盛り上げ、前進させていくことを誓願いたします」
・用語
帰依
その存在を絶対的なものと信じ、心のよりどころとし、すべてをお任せすることです。
一切無礙ならん
一切自由自在になるだろう
無上意(むじょうい)
これ以上ない、最高の状態であることを意味します。
・解説
仏とは、全ての存在を生かす、根源の大いなる命です。楽しいこと、悲しいこと、辛いことなど、全ての出来事の中に、仏さまの広く深い慈悲が込められていて、親として私たちの成長を願ってくださっています。
法とは、三法印(諸行無常、諸法無我、涅槃寂静)のことで、心や行いを、この法のレールに沿わせることができれば、自由自在に生きていけるのです。
僧とは、僧伽(そうぎゃ)の略で、語源は「密接な結合」と云う意味で、釈尊の仏法を信じ行じる人々の和合の姿を云います。そして、お互いに励まし合い、助け合い、教え合って、信仰を深めていくことができるのです。
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