・はじめに
立正佼成会会員がほぼほぼ朝夕に読誦する所依の『経典』は、法華三部経(無量義経、妙法蓮華経、仏説観普賢菩薩行法経)のエキスをまとめたものです。それを分かりやすく解説した本が「釈尊のいぶき」です。本コンテンツは、その「釈尊のいぶき」の一部の解説サマリーです。
尚、本コンテンツを作成するに当たって以下のページを大変参考にさせていただきました。
・https://www.kosei-kai.or.jp/official/faith/creed/creed-4-3/
・経文
南無久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊
南無証明法華の多宝如来
南無十方分身三世の諸仏
南無上行・無辺行・浄行・安立行の四大菩薩
南無文殊・普賢・弥勒等の菩薩摩訶薩
南無高祖日蓮大菩薩
南無開祖日敬一乗大師
南無脇祖妙佼慈道菩薩
本部勧請の御守護尊神
十方無量の諸天善神
来臨影向 知見照覧
・訳文
宇宙の大生命である久遠実成の本仏で、その現われとして人類救済のために真理を説いてくださった大恩ある教主釈尊よ。
法華経の教えの真実を証明される多宝如来よ。
宇宙の大生命の分身であり、過去・現在・未来を通じて、この世のあらゆる所にお出でくださる諸仏よ。
すべての人を教化、救済しようと誓願された上行・無辺行・浄行・安立行の四大菩薩よ。
釈尊のお徳(智慧・実践・慈悲)の働きを象徴する文殊・普賢・弥勒をはじめとする菩薩方よ。
多くの困難を乗り越えて、法華経を説き広めてくださった日蓮大菩薩よ。
法華経の一仏乗の世界を信受して本会を創立してくださり、真の菩薩行に徹し、法華経広宣流布の大導師であられた開祖日敬一乗大師よ。
開祖さまの教導のもと、人心救済の教化に身命を惜しまず、菩薩行を行じてご法を証明された脇祖妙佼慈道菩薩よ。
菩薩行の実践が進むようにと守護してくださる神々よ。
この世のあらゆる所にいらっしゃり、人びとを護ってくださる神々よ。
どうぞこの場にお出でくださり、この場を荘厳にしてください。そして、私たちの揺るぎない信仰への真心をお見とおしください
・用語
久遠実成
釈尊は如来寿量品で、「私は、はかりしれないほど無限の過去に成仏してから、ずっとこの宇宙のいたる所にいて説法し、衆生を教化し、導いてきたのだ」とお説きになられます。釈尊のほんとうのすがた本仏は、このように時間的、空間的に無限の存在であることを言い表わしています。
菩薩
仏の智慧、仏の悟りを得ようとして修行しながら、他の人びとを救うことにも努力されている人のこと。
摩訶薩
摩訶とは「大」、薩は「人」という意味ですから、直訳すると、大きな志を持った人ということになります。つまり大菩薩です。
・解説
勧請では、弟子となった私たちが、本仏釈尊をはじめとする諸仏、諸菩薩、開祖さま、脇祖さま、ご守護くださる神々に対し、お経を読誦させて頂くこの場へのご来集をお願いいたします。そして、真理の光を心の奥底まで差し込ませ、本仏釈尊と一体になる清らかな心境を作らせていただきます。
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